読経方法

読経

遍路修行では、各札所のご本尊さま(本堂または金堂)とお大師さま(大師堂)に、お経を(読経、写経等で)奉納いたします。霊場会では下記の勤行次第を推奨しております。

お経本

合掌礼拝(がっしょうらいはい)

胸の前で合掌し三礼しながら「うやうやしくみ仏を礼拝したてまつる」と唱えます。

開経偈(かいきょうのげ)

「開経偈」を一返唱えます。

懺悔文(さんげのもん)

「懺悔文」を一返唱えます。

三帰依文(さんきえもん)

「三帰(さんき)・三竟(さんきょう)」を三返づつ唱えます。

十善戒(じゅうぜんかい)

「十善戒」を三返唱えます。

発菩提心真言(ほつぼだいしんしんごん)

「発菩提心真言」を三返唱えます。

三摩耶戒真言(さんまやかいしんごん)

「三摩耶戒真言」を三返唱えます。

般若心経(はんにゃしんぎょう)

「般若心経」を一巻唱えます。

ご本尊真言(ごほんぞんしんごん)

各札所の「本尊真言」を三返唱えます。各札所の本尊真言は霊場紹介を参照ください。

光明真言(こうみょうしんごん)

「光明真言」を三返唱えます。

ご宝号(ごほうごう)

お大師さまの「ご宝号」を三返唱えます。

回向文(えこうもん)

「回向文」を一返唱えます。

合掌礼拝(がっしょうらいはい)

「ありがとうございます」と述べ、合掌し礼拝をします。

御詠歌は御和讃について

各札所を讃嘆する「ご詠歌」やお大師さまの「ご和讃」をお唱えすることも推奨いたしております。
ご詠歌、ご和讃をお唱えすることにより、各札所やお大師さまの理解がより深いものになります。
お唱えする場合は光明真言の次が適当です。
大師堂での勤行はお大師さまがご本尊さまでございますので、上記次第の「ご本尊真言」を省略いたします。